【東京都台東区上野】戸建てガレージ内の壁面塗装工事|排気ガス汚れと色あせをリセットする下地補修・シーラー・上塗り2回仕上げ
| 施工地域 | 東京都台東区上野 |
|---|---|
| 建物種別 | 戸建て住宅 |
| カラー | 既存色に合わせたピンク〜コーラル系の明るい色 |
| 施工内容 | ガレージ内壁の下地補修+シーラー+上塗り2回塗り |
| 外壁の使用塗料 | 水性下塗り材(シーラー)+水性外壁用上塗材 |
排気ガス汚れと色あせが進行したガレージ壁|劣化状況を職人目線でチェック
今回のガレージは、長年の車両出入りと外気の影響により、次のような劣化が見られました。
- 壁の下部を中心に、排気ガスによる黒ずみ汚れ
- 雨水や結露の影響で、色むら・雨だれ跡が目立つ
- 既存塗膜が粉を吹く「チョーキング現象」
- 一部の角や入隅に細かいひび割れ・欠け
特に、日射が当たりやすい正面の壁では、上部は色が抜けて白っぽく、下部は黒くくすむという状態で、ガレージ全体が暗く古びて見えてしまうのが大きな問題でした。


現地調査では、
- 既存塗膜の劣化度合い(チョーキングの有無)
- ひび割れや欠けの箇所
- 車両の通行ラインと養生範囲
- 照明・配管・スイッチなどの付帯物位置
を丁寧に確認し、「汚れをリセットして、明るく・長持ちする塗装」を目指して工法を組み立てました。
お客様のお悩み・ご相談内容
台東区上野のお客様からは、次のようなご相談をいただきました。
ガレージの壁がくすんでいて、全体の印象が悪く見える
黒ずみや色あせが目立ち、建物全体がどことなく暗く古びた印象になっている。
車の出入りが多いので、できるだけ耐久性の高い塗装で長く持たせたい
養生やニオイなど、工事中の安全面も配慮してほしい
「せっかく共用部を改装するなら、ただ塗り替えるだけでなく、明るく清潔感のあるガレージにしたい」
というご要望が強く、その期待に応えられるよう、材料選定から施工手順まで綿密に計画しました。
診断結果(プロが見た問題点)
現場を職人目線で診断したところ、主な問題点は以下の通りです。
既存塗膜がチョーキングを起こし、表面強度が低下している
排気ガスや雨だれが染みつき、通常の清掃だけでは落ちない
角部の欠けや細かなクラック部分から、今後の劣化が進行する恐れ
そのまま上塗りしても、密着不良や早期剥離のリスクが高い
特に、ガレージのように外気と接する半屋外空間では、温度変化・湿気・排気ガス・タイヤの巻き上げ粉塵など過酷な条件が揃っています。
そのため今回は、
下地補修 → シーラーによる密着強化 → 上塗り2回
という、外壁塗装に準じたしっかりした仕様で施工することにしました。
施工のこだわり
今回のガレージ壁面塗装では、以下の点にこだわりました。
1. 徹底した床・設備の養生
ガレージは車の出入りや荷物の搬入があるため、床や排水溝、シャッター枠、配管などをしっかり保護することが最優先です。
- 床一面をポリシートでカバー
- 排水溝まわりもテープで密着養生
- 扉・照明・コンセント・配管をビニール養生で保護
「塗らない場所を汚さない」ことで、工事後の清掃負担とトラブルを防止します。
2. 下地処理とシーラーで“塗る前の状態”を整える
ガレージのような劣化したコンクリート壁は、そのまま上塗りすると
- ムラになりやすい
- 早く色褪せる
- 剥がれやすい
といった不具合が出やすい場所です。
そこで、下塗りには密着性と吸い込み調整に優れたシーラーを採用。チョーキングや細かな凹凸を抑え、上塗りがしっかり乗る下地をつくりました。
3. 上塗り2回で塗膜の厚みと発色を確保
ガレージ内は照明や外光の影響で、ちょっとしたムラも目立ちやすい空間です。
1回塗りではどうしても下地色が残るため、
- 上塗り1回目:色を乗せてベースを作る
- 上塗り2回目:艶・色ムラを整え仕上げる
という2回塗り仕様で、均一な発色と十分な塗膜厚を確保しました。
施工の流れ(工程写真つき・詳細)
① 養生(床・扉・配管などの保護)
まずは塗料が付いてはいけない部分を丁寧に養生します。
- ガレージ床をポリシートで全面覆い、テープで固定
- サッシ・扉・ガラス・照明器具をビニールでマスキング
- 配管や換気ダクトもテープで巻き付けて保護
ガレージ塗装では、床に落ちた塗料がタイヤに付着して外へ出てしまうことがあります。

そのため、床養生は特に広め・厚めに取って安全に配慮しました。

② 下地処理(清掃・ケレン・ひび割れ補修)
まずは、壁面全体の汚れ・粉化した塗膜・付着物を徹底的に除去します。
- ほうきやブロワーでホコリ・砂を除去
- 壁面をケレンし、浮いた旧塗膜を削り落とす
- 角部やひび割れには補修材を充填し、ヘラで平滑に
写真でも、柱の出隅に白い補修跡が見えると思います。

ここは欠けやすく目立ちやすい部分なので、特に丁寧に補修しました。
この工程をしっかり行うことで、新しい塗膜の密着性と仕上がりの平滑さが大きく変わってきます。
③ シーラー塗布(下塗り)
下地処理と養生が完了したら、シーラー(下塗り材)を壁全体に塗布します。

ローラーで壁全体を縦方向へ均一に塗り広げつつ、吸い込みの激しい下部は塗布量をやや増やしてムラを抑え、角部や補修箇所は先に刷毛で丁寧に塗り込んでからローラーでなじませることで、全体の密着性と仕上がりを整えました。

シーラーを塗ることで、
- 粉化した既存塗膜を固める
- 上塗り材の密着を高める
- 吸い込みを均一にし、仕上がりの色ムラを防止
といった効果が得られます。

この段階で壁の質感が「しっとりとした下地」に変わり、上塗りの準備が整います。
④ 上塗り1回目(ガレージ内壁のベース塗り)
シーラーが乾燥したら、いよいよ仕上げ色での上塗り1回目に入ります。
まず柱・梁・入隅を刷毛で先行して塗装し、その後に広い面をローラーで一定の重ね幅を保ちながら縦方向へ塗り継ぎ、仕上がりに塗り筋が残らないようローラーの圧とスピードを細かく調整しながら丁寧に施工しました。

写真では、ローラーの通った部分と未塗装部分の境目がまっすぐ出ており、ムラの少ないベース塗りが行われていることが分かります。

1回目の塗装では、「下地色を隠す」「面的なムラをならす」役割がメインです。
⑤ 上塗り2回目(仕上げ塗装)
完全乾燥後、仕上げとなる2回目の上塗りを行います。


- 1回目と同じ要領で、梁→壁の順に塗り進める
- 光の反射を意識しながら、ローラー目を消すよう丁寧に施工
- 特に人の目が行きやすい正面・入口まわりは、塗り重ねて均一な艶に
2回目の塗装が完了すると、塗膜に厚みが出て、艶・色のトーンがガレージ全体で揃った状態になります。

暗くくすんでいた壁が、明るいピンク系カラーに統一され、照明の光も柔らかく反射するようになりました。

⑥ 施工後の状態・仕上がりチェック
最後に養生を撤去し、清掃と最終確認を行います。
- 床・排水溝に塗料の飛散がないかチェック
- 入隅・出隅・梁まわりの塗り残し確認
- 汚れやゴミを片付けて、作業前よりキレイな状態に
施工後のガレージは、
くすんでいた壁色が明るいトーンに一新
雨だれや黒ずみも完全にリセット
凹凸やひび割れが目立たない、滑らかな壁面
となり、明るい空間へと生まれ変わりました。



お客様の声
「前は暗くて古い印象のガレージでしたが、塗り替え後は住まい全体の印象まで明るくなった気がします。車で出入りするときに気持ちが良いですし、ここまで丁寧に仕上げてもらえて安心しました。床も汚れずに作業してもらえたので、管理側としてもとても助かりました。」
担当職人のコメント
ガレージの壁面塗装は、外壁と同じくらい過酷な環境にさらされる部位です。
排気ガス・雨だれ・ホコリ・温度差などの影響を受けるため、「ただ色を変えるだけ」ではなく、
- 下地を整える
- シーラーで密着性を高める
- 上塗り2回で塗膜厚をしっかり確保する
ことが長持ちのポイントになります。
今回の台東区上野の現場では、細かなひび割れ補修から養生、ローラーの塗り継ぎに至るまで、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねることを意識しました。
これからも明るく安全な空間が長く続くよう、職人一同、心を込めて施工させていただきました。

