【埼玉県三郷市|築10~13年】無機塗料仕様の外壁・屋根塗装施工事例|ネイビーツートン・カーボングレーで高耐久&高意匠仕上げ
| 施工地域 | 埼玉県三郷市 |
|---|---|
| 建物種別 | 戸建住宅 |
| 築年数 | 約10~13年 |
| 工期 | およそ1ヶ月 |
| カラー | 【外壁色】75-30B(ベース)+75-40D(アクセント) 【屋根色】カーボングレー 【付帯部色】カーボングレー |
| 施工内容 | 外壁塗装・屋根塗装・付帯部塗装 |
| 外壁の使用塗料 | ラグゼ無機トップ(関西ペイント) |
| 屋根の使用塗料 | ラグゼ無機ルーフマイルド(関西ペイント) |
| 付帯部の使用塗料 | コスモマイルドシリコン(関西ペイント) |
施工前の状態と劣化診断
築10年以上経過すると、外壁表面の樹脂成分が紫外線により分解され、「チョーキング現象(白い粉の発生)」が見られるようになります。
今回の建物も例外ではなく、手で触ると粉が付着する状態でした。
また、屋根スレートは色あせが進み、防水機能が低下。
太陽光パネルが設置されているため、通常よりも熱負荷・水分滞留の影響を受けやすい環境でした。
さらに、外壁目地のシーリング材は硬化が進み、弾性が失われていました。この状態を放置すると、雨水侵入→内部腐食へと進行するリスクがあります。
「見た目はまだ大丈夫」でも、内部では確実に劣化が進行している段階でした。
使用塗料と耐久設計
今回採用した塗料はすべて関西ペイント製。
- 外壁:ラグゼ無機トップ
- 屋根:ラグゼ無機ルーフマイルド
- 付帯部:コスモマイルドシリコン
無機塗料の最大の特徴は、紫外線に極めて強いこと。
一般的なシリコン塗料よりも耐候年数が長く、長期的なコストパフォーマンスに優れます。
三郷市は夏場の高温・冬場の寒暖差が大きいため、塗膜の伸縮耐性と耐久性の両立が重要です。無機塗料はその条件に適した仕様です。
色設計とデザインコンセプト
- 外壁ベース:75-30B
- アクセント:75-40D
- 屋根・付帯部:カーボングレー
単なるネイビー一色ではなく、濃淡を使い分けることで立体感を演出しました。
玄関周りのアクセント面には意匠性を活かしたパターン仕上げを採用。光の当たり方によって陰影が生まれ、時間帯ごとに表情が変わります。
屋根と付帯部をカーボングレーで統一することで、全体の引き締まりと高級感を強調。都会的でモダンな印象へと刷新しました。
施工前の状態|築10〜13年で出やすい劣化サインを職人目線で確認
今回の現場は、埼玉県三郷市の戸建て住宅(築10〜13年)です。


外観全体として大きな破損は見られませんが、築10年前後になると「外壁の防水性低下」「屋根の退色・コケ付着」「シーリングの硬化」などが進行しやすく、放置すると雨水の回り込みリスクが高まります。



特に屋根は日射・雨・風の影響を直接受けるため、外壁より先に防水性が低下しやすい部位です。

今回も屋根の状態から、下塗りで吸い込みを止め、タスペーサー挿入(縁切り)まで含めた確実な仕様で進める方針としました。
- 外壁:築年数相応の退色・防水性低下のサイン
- 屋根:退色・付着物(コケ等)から塗膜劣化が進行
- 目地:シーリング劣化は雨水侵入リスクに直結
- 付帯部:艶引けが進むと外観が古く見えやすい
建物診断|外壁の浮き・下地状態を事前にチェック
塗装は「塗る前の診断」で品質が決まります。

見た目だけで判断せず、打診検査で外壁サイディングの浮きや下地の状態を確認し、補修が必要な箇所を事前に洗い出します。

施工のこだわり
1. 無機塗料(外壁・屋根)で高耐久仕様へ
外壁は「ラグゼ無機トップ」、屋根は「ラグゼ無機ルーフマイルド」を採用。紫外線に強い無機塗料の特性を活かし、築10年以上の住宅を長期保護できる仕様で施工します。
2. 屋根はタスペーサー挿入(縁切り)まで徹底
スレート屋根は塗装で隙間が塞がると雨水の逃げ道がなくなり、内部に水が溜まって不具合の原因になります。下塗り後にタスペーサーを挿入し、排水経路を確保しました。
3. 付帯部はカーボングレーで統一し、外観を引き締め
破風・樋など付帯部は外壁より劣化しやすい部位です。ケレンで下地を整えた上で、シリコン塗料(コスモマイルドシリコン)で塗膜を形成し、屋根と同色のカーボングレーで統一感を出しました。
施工の流れ(工程写真つき・詳細)
③ 足場設置(安全対策・近隣配慮)
安全確保と作業品質の安定のため、足場を設置します。

飛散防止ネットを張ることで、高圧洗浄の水しぶきや塗料の飛散を抑え、近隣への配慮を徹底します。

④ 各所養生(塗らない箇所を守る)
養生は「仕上がり」と「トラブル防止」に直結する工程です。

敷地内の物品や設備類を保護し、
工事中も安心して過ごせる環境を整えます。
⑤ 高圧洗浄(外壁・屋根・付帯部)
塗膜の密着性を高めるため、外壁・屋根・付帯部を徹底洗浄します。


屋根は付着物(コケ等)が残ると密着不良の原因になるため、特に入念に洗浄します。




⑥ 下地補修(欠損・ひび割れ補修)
欠損部やひび割れは、塗装前に必ず補修します。


下地を整えることで、仕上がりの美しさと耐久性が大きく変わります。


⑦ コーキング補修(目地打ち替え)
外壁目地は雨水の侵入経路になりやすい重要箇所です。劣化シーリングは撤去し、プライマー塗布→充填→ヘラ押さえで確実に防水ラインを再構築します。
シーリング 打ち替え前

既存シーリング 撤去



プライマー塗布

コーキング充填


ヘラ均し


仕上がり


⑧ 屋根下塗り(吸い込み止め・密着強化)
屋根は下塗りで吸い込みを止め、上塗り材が均一に乗る下地を作ります。

太陽光パネル周辺も塗り残しが出ないよう丁寧に施工します。




⑨ タスペーサー挿入(縁切り)
塗装で屋根材の隙間が塞がるのを防ぐため、タスペーサーを挿入します。


雨水の逃げ道を確保することで、雨漏り・膨れ・剥がれのリスクを低減します。


⑩ 屋根中塗り(主材1回目)
中塗りで塗膜厚を確保し、発色のベースを作ります。


カーボングレーの色味が見え始め、仕上がりの印象が一気に変わる工程です。

⑪ 屋根上塗り(仕上げ)
上塗りで最終的な塗膜厚と均一な艶感を整えます。


無機塗料は工程管理が重要なため、乾燥時間を守りながら丁寧に仕上げます。


⑫ 外壁下塗り(密着・吸い込み調整)
外壁も下塗りで吸い込みを止め、上塗り材が均一に乗る土台を作ります。


凹凸のあるサイディングは塗り残しが出やすいため、ローラーの当て方を調整しながら施工します。

⑬ 外壁中塗り(主材1回目|ツートン設計)
中塗りで塗膜厚を確保し、色ムラを抑えます。


今回はベース75-30Bとアクセント75-40Dのツートン設計で、外観の立体感と重厚感を狙いました。



⑭ 外壁上塗り(仕上げ)
上塗りで艶感・塗膜厚・発色を最終調整します。

無機塗料の性能を活かすため、塗布量と乾燥管理を守りながら均一に仕上げます。

⑮ 上塗り後パターン付け塗装(意匠仕上げ)
アクセント面は、上塗り後にパターン付けで意匠性を高めます。


光の当たり方で陰影が生まれ、
単色仕上げよりも表情豊かな外観に仕上がります。




⑯ 付帯部ケレン(下地処理)
付帯部は塗膜が剥がれやすい部位のため、ケレンで旧塗膜や汚れを除去し、密着性を高めます。

ここを丁寧に行うことで、仕上がりの持ちが変わります。

⑰ 付帯部中塗り(主材1回目)
中塗りで塗膜のベースを作り、発色と防水性を整えます。


屋根と同系色のカーボングレーで統一し、外観を引き締めます。

⑱ 付帯部上塗り(仕上げ)
上塗りで艶感と塗膜厚を最終調整。


ラインが通ることで、ツートン外壁とのコントラストがより美しく仕上がります。


⑲ 足場解体(最終確認→解体)
最終点検後に足場を解体します。


足場が外れると外観全体が見えるため、塗りムラ・ライン・付帯部の通りなどを最終チェックして完了です。



施工後の仕上がり(完成写真)
ネイビーツートン(75-30B×75-40D)に、屋根・付帯部カーボングレーを組み合わせた外観へ刷新。



無機塗料による高耐久仕様に加え、意匠パターン仕上げで立体感と高級感を強調した、三郷市でも映える外装リフォームとなりました。






- 外壁ツートン(75-30B×75-40D)で重厚感と立体感を両立
- 屋根・付帯部カーボングレー統一で外観を引き締め
- タスペーサー挿入で雨水排出経路を確保(縁切り)
- 無機塗料で高耐久仕様(外壁・屋根)
お客様の声
「外観が一気に引き締まって新築みたいになりました。屋根もタスペーサーまで入れて丁寧にやってくれたので安心です。細かい部分まで仕上がりがきれいで満足しています。」
担当職人のコメント

今回の三郷市の現場は、築10〜13年の塗り替えタイミングとして非常に良い時期でした。
外壁・屋根とも無機塗料を採用し、下地補修・シーリング打ち替え・屋根タスペーサー挿入まで含めて「長持ちする仕様」を優先しています。仕上げはネイビーツートン+意匠パターンで立体感を出し、屋根・付帯部はカーボングレーで統一して外観全体の完成度を高めました。
塗装は見た目以上に、下地と工程管理が耐久性を左右します。今後も定期点検を行いながら、長く安心して住める外装を維持していただければと思います。

